結婚式や披露宴で使える!新郎挨拶・ウェルカムスピーチのコツと文例集

最近の披露宴の演出では、新郎がウェルカムスピーチを行うのが主流となっています。
披露宴一番最初の演出であり、ゲストの注目を一身に浴びる大切なスピーチになります。でき次第でその後の乾杯挨拶や主賓挨拶などの流れ、結婚式の雰囲気が変わるといっても過言ではありません。

何事も初めが肝心、披露宴を素敵に感謝の気持ちをこめて華やかにスタートさせたいですよね。
そこで今回は結婚披露宴での新郎挨拶・ウェルカムスピーチのあれこれと、ゲストの心をつかむコツをご紹介させていただきます。
一番緊張するウェルカムスピーチを完全にやりきれれば、上司・職場の方から、親族から、ゲストからも、愛する奥様からも「○○やるじゃん!」と評価はあがるでしょう。気合を入れていきましょう!

ウェルカムスピーチの目的とは

ウェルカムスピーチは文字通り、ゲストを歓迎するための言葉です。
遠くから来ていただいたお礼や、お忙しい時に自分たちの披露宴に参加してくれたお礼、パーティーを楽しんでいってほしいという言葉など、ゲストをおもてなしする宣言だと思っていただければOKです。
あくまで自分語りの場ではなく、ゲストの皆様に向けたスピーチになります。

ポイントは3つ

  1. まずはゲストへの感謝の気持ちを伝えよう!
  2. ゲストが楽しめる場の雰囲気を作ろう!
  3. パーティーを盛り上げるため、ゲストの気持ちを高めよう!

ウェルカムスピーチの基本・鉄則とは

ウェルカムスピーチのタイミング

ウェルカムスピーチは結婚披露宴開始すぐのタイミングになります。

  1. 迎賓(ゲストスタンバイ)
  2. オープニングムービー※実施する場合
  3. 新郎新婦入場
  4. 開演・新郎ウェルカムスピーチ

という順番が多いです。

つまり本当に入場してすぐになるので、新郎は場に慣れる時間やお酒を一口飲む余裕もなく、挨拶・ウェルカムスピーチに挑みます。ですのでたいていの新郎が緊張してしまいます。

ウェルカムスピーチの適切な長さ

だいたい1~2分におさまる内容がベストです。文字数にすると約300~600字程度になります。
ゲストをもてなす挨拶なので、多くを語る必要はありません。ゲストにとってはその後に主賓挨拶や乾杯挨拶など、そこそこ時間のかかるコンテンツが控えているので、時間をかけずにしっかりと要点を話すことが理想です。

カンペと準備

最初の挨拶、ウェルカムスピーチ程度の短さであれば、しっかりと覚えましょう。しっかりと前を見て、堂々と話すことが大事です。特定の誰かを見てながら話す必要はありませんが、会場全体を見渡しながら、姿勢良く話しましょう。
ただ緊張で当日真っ白になる可能性もあるので、万が一のために紙を忍ばせておくのがベストでしょう。
婚披露宴は普段とは違った緊張感もありますので、しっかりと練習し、準備をして挑みましょう。

スピーチの基本構成(例文つき)

1.ゲストへのお礼

披露宴に出席してくれたゲストに、お礼の言葉を述べます。

例「本日はご多用の中、私たちの結婚披露宴にご出席いただきまして、誠にありがとうございます。」

プラスα

  • 雨の日の場合「お足元が悪い中〜」とはじめるが良いでしょう。その他、「恵みの雨と信じて〜」「雨降って地固まると言いますが〜」「雨の日の結婚式は天からの恵とも言われ、新婦が幸せになると言われております」など、気の利いたことを入れるとスマートでしょう。
  • 遠方からのゲストが多い場合「遠方よりお集まりいただきまして〜」とはじめるのが良いでしょう。
  • コロナ禍の場合、会場の感染症対策などの説明も最初にお伝えすると良いでしょう。

2.挙式の報告

ふたりが無事挙式を済ませ、晴れて「夫婦」となったという報告をします。

例「さきほチャペルにて、挙式を滞りなく済ませ、晴れて夫婦となりましたことをご報告いたします。」

プラスα
「今、夫婦になることができた喜びと責任を実感しております。このような素晴らしい日を迎えることができたのも、ここにいる皆様のおかげと感謝しております。」と感謝を述べるとより丁寧です。

3.披露宴の趣旨説明

ゲストをお招きした目的について、ひと言述べます。

例「本日は、ささやかではございますが、日頃お世話になっている皆さまに感謝の気持ちをお伝えしたく、このような席を設けさせていただきました。」

4.結びの言葉

これから始まる披露宴を、楽しんでくださいという内容で締めます。

例「それでは、限られた時間ではございますが、どうぞごゆっくりおくつろぎいただき、楽しい時間を過ごしていただけたら幸いです。」

プラスα
結びの言葉は新郎の個性が一番出る部分です。定型文にはない、お二人だけのことを、自分の言葉でしっかり伝えましょう。

  • この会場を選んだ理由
  • 披露宴でのお酒や食事へのこだわり
  • 子どもを授かっている報告
  • 披露宴の余興への期待  

その他

年末、お盆、その他連休などの休みや、特に忙しい時期、特に暑い日や寒い日、近い時期に災害があったときなど、シーンに合わせた挿入文を挨拶に入れると良いでしょう。

成功させるポイント

文章の下書き、校正をしっかり行う

まずは文章を起こしましょう!実際に書いているとどんなことを言おうか、こんなことも言おうか、いろいろ記憶が思い出され二人らしさ溢れる素敵な文章ができます!
絶対に避けてほしいのは、本番の雰囲気で話すことを決めようと、全く考えずに本番に挑むことです。
わざわざ来てくれるゲストのためにも、しっかりと準備をして心のこもったスピーチにしましょう。

雰囲気に合った内容に

定型文を気にしすぎて、ありきたりなものにするのはNGです。
ゲストに目上の人が多いならかしこまったものに、親族中心なら少しくだけたものにするなど、ゲストの雰囲気に合わせてアレンジすると良いでしょう。

スピーチの練習をしよう

スピーチする時に、〈えー〉や〈あー〉を頻発すると、頼りなく見えてしまいますし、カッコ悪いです。
プレゼンがうまいと言われるスティーブ・ジョブズでさえ、新製品の発表当日までに相当な練習を積んで臨んでいるそうです。
どうせスピーチをするのであれば、メモなどなくすらすらスピーチできたほうがスマートです!
是非しっかりと練習を積んで、一生に一度のスピーチに臨んでください!

早口はNG

緊張してしまい、紙に書いてある内容を早口で言ってしまう人がいますが、それではゲストの方々が聞き取りづらいですよね。そのため、落ち着いて、ある程度ゆっくりと話す必要があります。
深呼吸してから、落ち着いて読むことを心がけましょう。

声の大きさは適切に

声の大きさも大切なポイントです。小さすぎても聞こえませんし、大きすぎても迷惑ですね。マイクでキーンとなってしまいます。緊張せず適切な声の大きさを心がけましょう。事前にマイクを使ってリハーサルするのも良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?
ウェルカムスピーチは、ゲストの皆さんに感謝の気持ちを伝えることがとっても大事です。
基本を押さえた上で、定型分に頼りすぎず、自分たちらしいエピソードをしっかり加えて、素敵なスピーチをしてくださいね♪

 

 

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